ハランキジカクシ科ハラン属 果実・種子
(2021年5月撮影)
何時もの場所のハラン、随分千切れています、どう見ても人の仕業じゃないから動物に食われたかな、猪か狸か、しかし他に幾らでもありそうなのにこんな固い葉を食べたくてもと思ったけど冬場だと他になかったのかな
根元に赤い花、ハランを気にするようになってから割とあちこちで見かけるようになりましたがどこも根元に枯れ葉が溜まった花どころではなく今のとこ花を確認しているのはここだけ、来るのに時間がかかるんだけどな
周りに8枚の花被片、とてもそうには見えませんが。細い蔓のようなのは根なんでしょうか
赤いのは柱頭で8本あるようです
周囲に黒っぽく見えているのが雄しべの葯のようです
これは色が落ちています、終わりの頃でしょうか、果実がならないかな
直ぐ側に去年まではなかった新しい株が生えていました、花はまだでした。側に見えている若い葉は多分キエビネ
(2019年4月撮影)
林道脇に生えていたハラン、中国原産(九州南部原産の説もある)で植えられることが多くこれも逸出でしょうがもう完全に野生状態
反対側に廻ってみました、写真では分かりにくいですが花が咲いているのがわかりました。2年前から探していたので思わずバンザイ
茎の根元に小さな花が咲いています。ハランは叢生していることが多く枯れ葉が溜まっていて花が探しにくい、5,6ヶ所で見ていますが昨年はどこもそんな状態で花が見つからなかった
まるで地面から花が咲いているよう、地下茎の鱗片葉の腋から出ているそうです
花の大きさは3cm程、思っていたより小さく赤かった。それにしても独特な姿
中央の丸く見えているのが柱頭で周囲のが雄しべでしょうか
これが葯かな、花糸は発達していないそうです
直ぐ側にもう一つ咲いていました、枯れ葉を除くまで気が付かず
近くに蕾もありました、初めは緑色で大きくなるに連れて褐色になるようです。撮影時は気が付かなかったが右端にもう一つ咲いています
咲く直前の蕾、花被片が8枚なのがわかります。すぐ左側のも蕾かな
(2022年6月撮影)
ハランが生えていたので花を探してみたら果実がなっていた
明るい場所に出して撮ってみました、大きさ1.5cm程、先端に花の跡が残っています
家に持ち帰って撮影、ミニカボチャ
おしりの方は地面に埋まっているせいか色が薄い
皮を剥いてみたら中は白い果肉、皮も柔らかい
面倒なので切断してみたら種子まで柔らかく切れてしまった、胚乳が見えています
種子を取り出してみました、切断されたのがあるからわかりにくいけど6個くらい入っていた
種子の大きさは7,8mm、みかんの房のような形
表面は細かな凹凸があるがほぼ平滑
これが芽が出る杯の部分でしょうか
近所のさんぽコースにある株、結構あちこちで見かけます
根本に種子が露出、果実は腐ってなくなったんでしょうか、虫に齧られています
茶色くなっているがやはり柔らかい、以前もハランの足元でこのようなのを見ていましたが他の種子が混じっているのかと思っていました

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