ハナウドセリ科ハナウド属 果実・種子
(2018年5月撮影)
今年はハナウドが咲くのが遅かった、何時も見ている場所はなかなか咲かないのでもう一つ心当たりのこの場所に来てみたら無事さいていた(何時もの場所も5月中旬には開花)
この様子では4月半ばには咲いていたかな、まだ蕾だけの株もあったけど
複散形花序、全体はほぼ平、訪問昆虫にとってはまさしく空中の花園
一つの花序では周辺部の花が大きい
更に一つの花も外側の花弁が大きく先端が2裂する
花盤から2本の花柱が伸びてる
雄しべが突き出た様子
線形の総苞片、花序枝や小花序枝に毛が生えている
小総苞片にも毛が生えている
3出複葉または単羽状複葉、葉柄基部が膨らみ鞘状になる
(2018年5月撮影)
道路脇に咲いているハナウド、秋吉台ではあまり多くないようでまだ2ヶ所でしか確認していないけどここは車で走りながらでも確認できるからいつもここで撮っています
複散形花序、茎頂部から出た花序は両性で実をつけますが側生のは雄花序で実はならないそうです
この仲間はどれも花が密生しますがハナウドは特に密生度が高いように思う
花序の外側の花が大きくなる
一つの花も外側の花弁が大きく深裂する
花盤から蜜が出ています、まだ雌しべが伸びていない雄性期の花
こちらは雌しべが長く突き出た雌性期の花、雄しべは落ちていますがまだ花弁は残っている
アリが蜜を舐めに来ていた、この花序はもうアリだらけでした
花弁も雄しべも落ちてかたつむりの目玉のような雌しべが目立つ。子房も膨らみ始めているようです
線形の総苞片、茎に毛が生えているが中は中空だそうです
同じような形の少総苞片
花の下に緑色の子房、小さな萼片があるのかな
果実・種子(2017年6月撮影)
すっかり果実となったハナウド、ここは初めての場所だけど割りと多く生えていた
扁平な2分果からなる、大きさ7,8mm。黒く見えているのは油管で2本、突起した隆条が3本あるそうで中央の1本と外側の2本かな。こちらは合わさっている面だけど外側は油管や隆条が違うようで撮っておけばよかった
種子を取り出そうとしましたが果皮と強く結びついているようです、茶色いのが種子かな、かなり凸凹している

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