ハナハマセンブリリンドウ科シマセンブリ属
(2020年6月撮影)
去年と同じ場所のハナハマセンブリ、今年は数が随分少なかった
去年は多くの花をつけた株も多かったのですが今年はこれだけ
ベニバナセンブリとよく似ていますがこちらの方が花弁の色がやや濃く細い、中央部の白がくっきりしている。両者の区別点はこちらから
花筒部分は花冠裂片より1.5倍くらい、ベニバナセンブリはほぼ同長
雄しべと雌しべもほぼ同長、これは柱頭に花粉が付いているんでしょうか、自家受粉することもあるようです
雌しべの方が長いのもありました、柱頭は2裂しマスカラのよう、毛状突起が生えている
雌しべの方が短いのもありました、色んなタイプがあるようです
葉は無柄で対生する、ベニバナセンブリは縁がやや波打つ
根生葉が残っているのがありました、ベニバナセンブリは長楕円形で密につくようです
根生葉が枯れかかっているのもありました、ベニバナセンブリは花期も残ります
(2019年6月撮影)
荒れ地に咲いている赤い花、ベニバナセンブリと教えてもらって来てみました
他の野草にも負けずたくさん咲いていました
アップ前に写真を見ていると何か違う、よく似たハナハマセンブリというのがあるそうで両者を比較しているその1その2を見てみるとどうやらハナハマセンブリのようです。
その1ではロゼット状の根生葉の有無が区別点と書かれているがその2では必ずしもならないと書かれている。ここのはハッキリした根生葉はありませんでした
花冠裂片と筒部の比率もあてにならないようです
葉はどちらも対生、ベニバナセンブリは長楕円形〜ヘラ型、ハナハマセンブリは楕円形〜倒卵形。形を識別するのも難しいけどこの形はやはりハナハマセンブリかな
結局花の形で区別するのが一番のような。大きさはベニバナセンブリが11−13mm、ハナハマセンブリが9−11mmと図り方次第で数値が変わりそうで微妙。ベニバナセンブリの方が花弁の幅が広く基部が膨らみ気味のよう、ハナハマセンブリは中央の白い部分がハッキリしているようでこれはやはりハナハマセンブリのようです
5本の雄しべに1本の雌しべ、柱頭は2裂、葯もベニバナセンブリの方が長いようです
柱頭には毛が生えている、葯が萎れかかっていますがベニバナセンブリの葯は捻れるように花粉を出すそうです
横から見ると雌しべが直立、雄しべは殆ど萎れている
茎頂部に花をつけその基部から2又分岐、分岐した茎の先端にまた花をつけ2又分岐・・・以下同文(笑)

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