ハマウドセリ科シシウド属 芽生え
(2021年6月撮影)
海岸堤防内側に生えていたハマウド、花期としてはそろそろ終わりの頃のようでした
高さが2mを超えるのもザラにあります、前年12月頃から葉を出し始めていますが半年くらいでこのくらいに成長、凄い成長力です、しかも1年で使い捨てですからね
上のは雄性期、下は雌性期の花序、花序ごとに咲く時期が大きく違います
雄しべが突き出た雄性期の花
どの花も蜜がたっぷり出ています、花が地味な分、蜜で昆虫を呼び寄せているんでしょうか、この仲間はたいていそうですね
花弁と雄しべが落ちた雌性期の花、まるでカタツムリの目玉、花盤からまだ蜜が出ていますが雄性期より少ないかな
更に時間が経つと2本の雌しべは完全に反対向き
(2017年5月撮影)
この辺りの海岸でよく見かけるハマウド、時には2mくらいの高さになります。冬には見かけなくなるから1年草かと思っていたら一稔性多年草だとか。花を咲かせ果実がなると枯れるそうだけどどの株もまず花を咲かせるけどな、冬に姿を見せなくなることも考えたら1年草としか思えない。それとも冬場は背が低くて気がついてないんだろうか
複散形花序、これは中央頂部の花序だけ花が開いて周辺はまだ蕾です
雄しべが突き出た雄性期
花盤から雌しべが出ているが柱頭は開いていない、雌性期になると雄しべや花弁が落ちます
花盤から蜜が出ている、この花も甲虫がよく来ていますが今日は見かけなかった
1−2回3出羽状複葉
根本にヤセウツボ、寄生されているようです。ハマウドの根本でよく見かけます
(2015年10月撮影)
コンクリートの擁壁と舗装の隙間に生えていたこれ、季節も場所も違うけどやはりハマウドだろうな。ちなみに海岸からは300m程の場所
春と変わらず綺麗に咲いています、ここは北向きで殆ど日が当たらないだろうにね。グーグルストリートビューで見ると13年8月に葉が伸びている様子がわかる。季節は忘れたけど以前にもこの場所で咲いているのを見たことがあるし毎年秋に咲いているんじゃなかろうか。来年も確認してみなくては
花序の外側から咲き始める。右側少花柄基部に小総苞片が見えているからやはりシシウドでなくハマウドだろうな
内側に曲がった花弁、長く伸びた雄しべの雄性期の花
花盤からは蜜が出ている。やはり花もこのようにポツンとあるより多くの花が咲いている方が昆虫がよく来るだろうな。人間社会でも店1件がポツンとあるより商店街となった方がライバルが多くても客が多いと言うのと同じだろうな
花弁や雄しべが脱落した雌性期、花柱が2本突き出ている
1,2回3出羽状複葉
(2010年5月撮影)
やはりこれは海をバックに撮りたい、と言ってもここに来るのは大抵午後、逆光になっているし
トリミングで誤魔化しているけどゴミも多い
花が開いている花序や蕾のままの花序、花序事に花が一斉に開くみたい
花はセリ科そのもの
芽生え(2014年2月撮影)
海岸の砂浜に生えたシシウドの芽生え、本葉が出ているのでギリギリハマウドだと分かりました
茎は赤いけど根は真っ白ですね。この子は花を咲かせるまで成長してくれるでしょうか
これは小葉の大きさが2cm弱、これでも芽生えと妥協しようかと思ったけど
すぐ近くにもっと小さなのがありました。これは芽生えでいいな
少し赤っぽい三小葉の本葉
楕円形の子葉、やはり本葉と子葉の違いがはっきりしている方が探していて楽しい

inserted by FC2 system