ハマナタマメマメ科ナタマメ属 果実・種子
(2022年8月撮影)
やっと見つけたのがこのハマナタマメ、咲いていたのもこの2つだけでした
重量感のある花です
本来は立っている旗弁が重たいので横になり翼弁竜骨弁が立っています
画像を回転させてみました、これが本来のマメ科らしい姿
翼弁基部に膨らみがあり大きく開口しています、ここから入ってくれでしょうか。翼弁基部にも膨らみがあり緑や赤い斑紋、蜜標を備えています
翼弁竜骨弁をカットしてみました、蕊が竜骨弁に沿ってきれいにカールしています
花粉をたっぷり出した葯、雌しべは目立ちませんが花糸より花柱が太いようです。柱頭は先端から出てくるのかな
(2017年10月撮影)
この日一番見たかったハマナタマメ
そろそろ花期の終わりですがまだ咲いていました
普通のマメ科の花と違って旗弁は下側横になり翼弁竜骨弁が立ち上がっています、科は全く違いますがシオガマギクと似ているような気がします
幅広い竜骨弁、言うなればここがヘリポート、昆虫の着陸場所でしょうか
翼弁基部に白い膨らみがある
膨らみの部分が開いてますが蕊は見えない
同色で重なっているので分かりにくいですが竜骨弁も見えています
若い果実も出来ていました、これは種子を見てみなくては
大きな3小葉、広倒卵形〜円形、色がやや黒っぽい、撮影時には気が付かなかったが左下に去年の果実が残っているようです
(2011年6月撮影)
海岸の岩場に蔓を伸ばしてハマナタマメが花を咲かせていた
淡いピンクのほんとうにいい色をしています。花も大きいし園芸用としても十分通用しそう
海を背景にパチリ。近所の海岸にも生えているけどこのような撮り方出来ない
普通は立つ旗弁が水平になっている、やはり大きさの故かな
果実・種子(2023年11月撮影)
ダルマギクと同じ海岸で見かけたハマナタマメの果実
果実は2個セットのことが多かった
これで長さ4cm程、結構固いけど海流散布ならこれくらいの丈夫さが必要か
開いてみました、種子が4個入っていたけど開く際1個落ちてしまった
これは虫の卵かと思ったけど幼虫の糞かもしれない
種子の大きさは1cm程度
胎座に付いていた跡、へそと読んだほうが分かりやすいか、がま口あるいは口だけのお化け(笑)
中に幼虫がいました、まだ動いていました
果実(2017年10月撮影)
ハマナタマメの果実を見るべくやってきましたがまだ緑色でした
これで長さ4cm程、種子は2個入っているようです、大きいものでは10cmくらい種子も5個位入っているそうですがここにはそんな大きいのはなかった
これなどは種子は1個しか入ってないようだ
カットしてみました、綿毛のような白い毛にくるまれた種子が入っていました、まだ未熟です
毛を取り除いていました、大きさ1cm強、熟すると褐色になるようです、果期は11−3月だそうでもう一度来てみなくては
(2008年11月撮影)
茶色く熟してきたハマナタマメの果実
鞘はカサカサだけどまだ結構固かった
1cmくらいの豆が二つ。せっかくですので少し離れた場所に撒いておいたけど生えてきたらおなぐさみ

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