ハマクサギシソ科ハマクサギ属
(2018年6月撮影)
林道沿いなどでポツンポツンと見かけるハマクサギ、ハマと名がついているように海岸性ですが私が見かけているのは秋吉台も含めて全て山の中ばかりです
枝先に円錐花序を出す、がとても円錐には見えません。一度に全部は咲かないようで開いた花もあれば蕾もあり散った花もあります
初めは白っぽい花ですが終わるにだんだん黄色くなっていきます
下唇は3裂、上唇に沿って長短2組の雄しべ、どう見てもシソ科だよなと思いますが新エングラー体系やクロンキスト体系ではクマツヅラ科でした。APG分類は納得がいかないのも結構ありますがこれは激しく納得(笑)
花冠は丸ごと落ちて長い花柱だけが残っています、柱頭が2裂しているのが分かる
葉は対生し艶がある、卵形または広卵形、粗い大きな鋸歯がありますが全縁のもあります
(2016年5月撮影)
ハマと名がついてますが山地でも見かけるハマクサギ、私は海岸では見たことありません
長さ1cm程度の花を多数つける
初めは白っぽい花でだんだん黄色くなっていきます
下唇が3裂、上唇に沿って雄しべがある
すっかり黄色くなった花
雄しべは4本、下唇に毛が生えている
花冠は雄しべごとそっくり落ちます
こちらは別の場所、かなり大きくなっています
ここはそれこそしょっちゅう通っているのになんで今まで気がつかなかったのかな
地面に沢山の花が散乱、これで気が付きました。でも今までだってあっただろうにな
(2014年6月撮影)
遠目にも見ないれない花のようだったので近づいてみたらハマクサギでした、秋吉台では初めて。今まで探してはいたけどこんなとこにあったのか
ハマと名がつくくらいだから海岸沿いに生えるんだろうけど、ここを含めて県内では3ヶ所目だがどこも海岸とは離れた山の中で見つけています
花弁は白く雄しべは4本かな、葯が内向き、多分真ん中の1本が花柱
花の終わり頃には黄色くなります
花弁は固そうな印象を受けますけ
花筒に細かな毛が生える
花はそっくりそのまま落ちて花柱が残ります、結構長いな。これもすぐに落ちるようで残っているのはあまり見かけない
葉は対生、全縁だけど荒い鋸歯を持ったのもあります
葉の裏の主脈には毛が生えている
不思議なもので一度見つけると他の場所でも見つかりました、これは台地の上の石灰岩に生えていた

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