ハマゴウシソ科ハマゴウ属 幹・根
果実・種子
虫こぶ
(2016年9月撮影)
まだ咲いていたハマゴウ、砂浜の海岸にたくさん咲いています。盛期は夏でしょうけど結構花期は長い
真上から眺めていますがこれでも小低木
この辺りで高さ3,40cm程度、枝先に幾つもの花をつけます
如何にもシソ科らしい花、花冠は5裂、一応上唇2裂下唇3裂と言っていいんだろうけど花はほぼ水平、下唇中央裂片が特に大きい
中央裂片に白斑、そこにだけ毛が生えている。蜜標兼昆虫の着陸場所でしょうか
雌しべ1本雄しべ4本、柱頭が2裂、雄しべも直立する2本と雌しべに沿う2本があるようだ
広卵形または楕円形の葉、表面に微毛が生えているので白っぽく見える、裏側はもっと白いようだ
(2012年7月撮影)
葉は大分茂ってきているがまだ蕾もまだだったけどここは岩の上で暖められているせいか花が咲いていました
青紫色の魅力的な花
雄しべや雌しべが上方に突き出ている
雌しべの先端は二裂、4本の雄しべの内2本は上、2本は雌しべに沿って伸びていますが何か違いがあるんでしょうか
海を背景にしても絵になる花
幹・根(2010年12月撮影)
すっかり葉を落としたハマゴウ、花や葉の頃を見ると草のように思えますがこうやってみるとやはり樹木ですね
真上から見ると四方八方に枝を伸ばしています
概ね細い枝は上向き、やや太い枝は地面を張って3,4mも伸ばしています。不定根を出して増えることがあるのかな
波で洗われた崖面に露出していた
地中の根と地表に現れた茎との違いがよく分かる
水の乏しい砂浜だから根も四方八方に伸ばしている。こうやってみると太い部分は根と言うより茎のような感じもするな
果実・種子(2016年12月撮影)
海岸に咲いているハマゴウがすっかり赤い果実に生っていた
更に熟すると黒っぽくなってきます
果実の半分くらいを萼片が覆っています
果実は核果で物凄く固くカッターで切ろうとしても歯が立たない、何とか切断してみると内部に種子が見えています、右側は種子も真っ二つ、左に切断されなかったのが見えています
赤い果実ならまだ柔らかいかなと思って削ってみました、これが種子でしょうか、前のと比べると大きいように見えます
砂地にこんなのが落ちていました、種子が抜け落ちた後の果実でしょうか
虫こぶ(2017年10月撮影)
葉に虫こぶが出来ているのがありました、ハマゴウハフクレフシと言うそうです、虫こぶの名前は法則性があり”植物名+虫えいのできた場所+虫えいの形+フシ”、これもハマゴウ・ハ・フクレ・フシと規則通りです

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