ウスギムヨウランラン科ムヨウラン属 果実・種子
(2017年6月撮影)
薄暗い林内に生えるウスギムヨウラン、この日は3株程見つけましたがまだ蕾ばかりでした
5日後来てみたら無事開花、この日は5株ほど咲いていました、去年は多かったけどこれで平年並みか
でも元々薄暗い林内の上に撮影は朝8時頃、ブレ写真量産
右側の糸状のはカビでしょうか、割と見かけます、多分これで花が咲かない
下唇弁が反り返って出て紫色の斑紋がある
斑紋は毛の先端が紫色になっているようです、毛というより突起だな
萼片基部に副萼片があリその基部が膨らむ、これはムヨウランも同じみたい
(2016年6月撮影)
今年はたくさん咲いていたウスギムヨウラン
狭い範囲内に15株ほど、流石に15まで数えてやめたけど15でもここなら群生状態
去年は同じ場所でほんの数株程度だったから年によって随分増減があるんでしょうか
偶々木漏れ日が当たっていた株
これが一番よい状態で咲いていた
奥に蕊柱まで見えています。ウスギで蕊柱を見たのは初めてかな
下唇の毛状突起拡大
萼片が随分開いているのもありました
何時もこんなに開いてくれたらいいのにな
果実・種子(2015年11月撮影)
黒い実をつけていたウスギムヨウラン、花をアップしたのと同じ株ですが必ずしも実をつけるとは限らないのでラッキーでした
鞘のような実、縦に溝が走っていてここが裂けて種が出てきます。ムヨウランで種が飛んだ後のは見たことありますがその前のは初めてでした。先端には扁平な柱頭を持った花柱も残っています
2つに割ってみました
茶色い毛状のものが沢山入っています。上の細長い茶色のは花軸でしょうか
ラン科の種は非常に小さいのでこれは多分種ではないでしょう
簡単にバラバラになります。毛だと何かに生えているはずだからそんなにたやすく外れるはずもないでしょうけどね
(追記) 糸状に見えるのが種子だと教えて貰ったので画像追加
中央部が僅かに膨らみ色も変わっている、そこが胚だそうです

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