ウリクサアゼナ科アゼナ属 果実・種子
芽生え
(2022年8月撮影)
家屋の解体跡地に群生していたウリクサ
アゼナの仲間は湿っぽい場所に生えることが多いですがこれは比較的乾燥した場所でも生えてきます
基部で枝分かれして広がっていきます
青紫の花、下唇3裂、中央裂片中央が白く抜け吉部がより濃い青色、更に奥に黄色い斑紋と複雑な色合い
上唇先端は浅く2裂、下半分が青くなる
上唇に沿って長短2組の雄しべ、下唇側裂片基部に申し訳程度の毛が生えている
下側の雄しべ花糸に棒状突起がある
奥の方に丸く見えているのが柱頭でしょうか、花柱も割と太そう
葉は対生で卵形〜広卵形、粗い鋸歯がある
(2018年11月撮影)
日当たりの良い斜面に群生していたウリクサ、夏頃から咲き始めますが今年は全く出会えず駄目かなと思っていたら何とか間に合いました、花期は8−10月だそうでギリギリセーフ
でも11月とは言え元気よく咲いていた、多分タネツケバナのロゼットやオランダミミナグサも見えている、来年春に咲くけどこの頃からもう準備しているんです
葉腋から花柄を伸ばして先端に一つだけ花をつけ
これなんか僅かに2,3cm程度、流石に背の高いのはなかった
唇形、淡紫色の花、ちょっと見キョンシーのよう(笑)
両腕を上げて歓迎、かどうか分からないけど、下唇は3裂、縁が青紫色に縁取られ特に中央裂片奥のが濃い
雄しべは4本で上唇左右に沿って伸びる、中央に丸く見えているのが柱頭でしょうか
下唇側につく雄しべの基部に棒状の突起があるそうですがこれがそうかな、花糸と突起の違いがよくわからない
まだ花柱が残っている果実、これが瓜に似ているから瓜草、でも似ているかな、種子を見ればよかったけど極小のようです
葉は対生で卵形または広卵形、粗い鋸歯がある
果実・種子(2019年9月撮影)
今シーズンは割と見かけたウリクサ
まだ緑色の果実、これくらいのは普通に見かけます、まだ花柱の跡が残っている
緑色のは萼片のようで果実は内部に包まれている
萼片が開いて内部の果実が見えているのがありました、果実自体はまだ開いていないようだ
葉の上にばらまいてみました、これは多分一部
極小の種子、大きさ0.5mm以下
表面に微細な凹凸があります
芽生え(2016年7月撮影)
ウリクサが群生している場所で芽生えを探してみました、これは間違いなし、上下の三角状に見えているのが子葉で左右の卵形のが本葉で既に鋸歯が見えています
これも同様、右側には更に小さな芽生え、右上の葉別の種類のようでこういうのがあるから厄介
小さいのを拡大、小さな本葉が出始めています、子葉をよく見ると点々が見えていて腺点のようです

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