ウリハダカエデムクロジ科カエデ属 果実・種子
紅葉
(2023年4月撮影)
林道を歩いていて見上げるとカエデ属の新葉が広がっていた
花序や葉が浅く3裂する様子からどうやらウリハダカエデのようです
右側が幹、これは緑色になってないが細い枝先は多少緑色になっています
葉と花が同じ場所から出ている、赤くなった鱗芽がとてもきれいでした
雌雄異株でこれは雄花、花弁と萼片はどちらも透明感のある緑色
葉は浅く3−5裂し重鋸歯がある、よく似たウリカエデは殆ど裂けない
若葉を透かしてみてみました、これもこの時期の楽しみ
こちらは台地上の林縁、なにか花が咲いているようなので近寄ってみましたが
どうもこれもウリハダカエデのようです、こちらは鱗芽があまり赤くない、左上に展開した葉が浅く3裂しています
まるで怪物が何かを吐き出したよう、葉は殆ど展開していませんが花は既に開いています
これも雄花でした、雄しべは8本、奥に見えているのは花盤でしょうか、花弁と萼片はほぼ同型同大、花弁の方が内側にあるのがわかります
雌しべの痕跡があるようです、これも蜜が僅かに出ているかな
(2015年5月撮影)
去年は花の終わりの頃来たので今年は早めにやってきました。とは言えここは急傾斜の林道一番奥辺りしかも他の花があまり期待できなくて少々きつい
雌雄異株稀に同株、これは雌株。ちなみにカエデ科は新しいAPG分類ではそっくりムクロジ科に移動
ここで見る限り雌花序はあまり垂れ下がらないようです
ただ花の終わりの頃には垂れ下がる
雌花、花柱は2本で先端がクルッと丸まっている、花弁は5枚。既に翼が伸びていてこの頃は毛が生えているようです
翼の付け根にある種子はまだ膨らんでないかな
こちらは雄花序、真っ直ぐ垂れ下がっている。カエデ属らしい葉、縁には重鋸歯がある
雄しべは8本、花弁と萼片がともに緑色で区別しがたい
問題はこれ、雄花序が垂れ下がっているので雄株のように見えますが
去年の翼果が未だ残っているので雌雄同株のようです
でも探してみても雄花序ばかりで雌花序は見当たらないんですよね
樹皮が緑色なので他のカエデ属と区別しやすい。大きくなると縦に裂け目が入りますが緑色は残っています
果実・種子(2013年5月撮影)
いかにもカエデ属を思わせる葉と果実
この辺りには沢山あって背の低いのもありました。どうやらウリハダカエデのようです
1年前の実がまだ残っていました、何時までも親がかりではいかんぞよw。それにしても昆虫の羽そっくり
紅葉(2020年11月撮影)
こんなとことにもあったウリハダカエデ、今までは林道の奥の方だけで見ていました、幼木なのでこれも花は咲かせなかったかな
少し黒っぽいとこもありますが綺麗に紅葉しています、林道の奥はこの時期には行くことなかったから知らなかった
カエデ属だから赤くなって当然なんですけどね
いい色をしています
光に透かしてみました

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