ウラゲウコギウコギ科ウコギ属 果実・種子
雄株(2016年5月撮影)
普通に見られるウラゲウコギ、5小葉の葉が目につくので花が咲いていなくても分かります。葉を広げている割には花序の数は少ない
本年枝の先に散形花序をつける
雄しべが突き出て花弁が反り返っている。雌しべも見えているが雌雄異株でこれは雄花
掌状複葉で小葉は倒卵形で上部に鋸歯がある
名前の通り葉の裏に毛があるがこれはあまり目立ちません、オカウコギの変種だそうです
枝には大きな棘がある
雄株(2014年5月撮影)
林道を歩いていると極普通に見かけるウラゲウコギ、花を咲かせないのも結構あるみたい
雌雄異株でこれは雄株、まだ咲き始めで咲いている花の数が少なかった。雄花だけど痕跡というにはハッキリした雌しべが残っています
強く反り返る花被
雌株
こちらは別の日に撮影した雌花
二裂した柱頭がぐんと伸びてます。基部にあるのは雄しべの痕跡かな
花の下部も子房がある分雄花より太め
名前の通り葉の裏に毛が生えている、特に主脈上で目立つようです
果実・種子(2016年6月撮影)
6月上旬なのに既に果実をつけているウラゲウコギ、樹木の果実としては早いですね
完熟すると黒紫色になりますがこれはまだ褐色なのもあります。果実は球形のものから扁平なものまである
果実は液果、皮を剥いてみると果汁がにじみ出てきます
球形の果実には半球形の種子が2個入っていました
これは多分扁平な果実の種子、随分薄っぺらです

inserted by FC2 system