ウメバチソウニシキギ科ウメバチソウ属 仮雄しべ
果実・種子

芽生え
根生葉
(2018年10月撮影)
今年はウメバチソウが極端に少ない、このコースで見かけたのはこれともう一つだけ、咲くのが遅いだけならもっと蕾を見かけてもよさそうなのにそれも殆ど見かけず
別のコースで何とか咲いているのを見かけました、でもここも例年ならもっと多く咲いているんですけどね
花茎を伸ばして頂部に一つだけ花を咲かせる
まさしく梅鉢に似た花、白い5弁花で花弁に溝状の筋が入る、雄しべは5本で1日1本ずつ開いていく、これはまだどれも開いてないので開花初日か、周りにビーズ状の腺体を多数つけた仮雄しべも5本ある
これは雄しべが1本開いている、1,2日目
子房の周りに未熟な雄しべの葯、雄しべが開く前に花糸が伸びてきて葯が柱頭の上に来ます、まるで雌しべとお別れの挨拶をしているよう、この時はまだ柱頭は開いてなくて雄性先熟
雄しべが2本開いた2,3日目、普通花弁に隙間は無いのですがこれは細く萼片が見えている
雄しべが3本開いた、3,4日目
4本開いて
右のは5本前部開いた5,6日目、それでもまだ柱頭は開いてないかな
これは花弁が萎れ始め5本開いた雄しべも葯が落ちています、仮雄しべは中央に集まってきている
柱頭が開いている雌性期、4裂するそうだがこれは3裂に見える、微突起があるようです、子房も大分膨らんでいる
ウメバチソウを撮る楽しみは花の変化とこの仮雄しべですね、ビーズ状でとてもきれい、やはりこれは日が当たっている状態で撮りたい
茎葉は無柄で茎を抱く、根生葉があるようだが花の時期には見たことないな
果実・種子(2020年12月撮影)
すっかり果実となったウメバチソウ
花の時より茎が伸びているような気がします、種子を少しでも遠くまでばら撒くためでしょうか
これは果実がまだ緑がかっていて開いていません、周りに仮雄しべがまだ残っています
少し開いているのがありました、果実も茶色くなっていますがまだ仮雄しべが残っています
上部が裂けて開いた果実、中に種子がびっしり詰まっています
果皮先端には柱頭の跡が残っている、開くための役割があるんでしょうね、無駄にせず徹底活用
種子をばらまいてみました、これでもごく一部です
長さ1mm弱の細長い種子
周りに短い翼があります、それ程風に乗ることはなさそう
コントラストを考えて笹の上にもばら撒いてみました、種子表面に微細な突起や筋模様がありそう
果実・種子(2019年12月撮影)
まだ緑色の未熟な果実が多かった
12月半ばでもまだ早かったかなと思いましたが幸い茶色く熟したのがありました
上から見ると果実に十字型の筋が入っているのがわかります、萼片や仮雄しべもまだ残っている
上部が4裂して内部の種子が見えています
葉の上にバラまいてみました、多少ばらまかれていましたがこれでほぼ全量
長さ1mm以下の細長い種子
表面に微細な凹凸があります、調べたサイトでは種子に翼が写っていましたがこれは全くないようです
仮雄しべ(2018年11月撮影)
まだ綺麗に咲いていましたがこれは雄しべが5本とも開いていて最終期の花、でも今日の目的は仮雄しべ、むしろ花弁が無いほうが良かったけどね
これでも綺麗に撮れますが花弁が背後にあるとコントラストが弱い、この日は日差しが殆無くて尚更でした
先端に黄色い腺体がありますがこれは殆ど朝露です
やはり花弁が無いと撮りやすい
背景を選ぶと一層綺麗
逆光で撮ってみましたが日差しが無いのでいまいち
花弁が4枚のもありました、雄しべが開いていないので咲いたばかりの花、1枚が脱落したのではなく初めから4枚だったようです、雄しべは5本あるけど仮雄しべは4本と不完全のが1本ある
(2015年9月撮影)
笹薮の中から生えてきたウメバチソウ、茎葉に抱かれた蕾が出始めています
でも初めはヒロハハナヤスリかなと思ったのは内緒(^^;)
どう見たって胞子嚢には見えないのにね。茎葉は1枚だけだから先端にあるのは葉じゃなくて蕾でしょうね
根本には根生葉があります。長い葉柄に広卵形の葉、基部は心形、花の時期には枯れるようでこれも一部黄色くなりかけています
芽生え(2015年5月撮影)
ヤマトキソウを探しに来て見つけたこの芽生え
ヤマトキソウの芽生えかなと思ったけどちょっと違うような。ヤマサギソウかなとも思ったけどこの時期だとそろそろ花を咲かせる頃なのでこんな状態であるかな
同じ場所から何枚も葉が出ている
割と数があったからきっと花は見ているはず、色々考えてみたが思いつかず (追記)ウメバチソウの芽生えと判明
根生葉(2018年6月撮影)
今まで不明だった芽生え、やっと判明、これを見てハッと思い当たりました。
茎を抱く1枚だけの茎葉、ウメバチソウだわ、懸案が一つ解決してホッ
となるとこれは根生葉ですね、花期には枯れて見かけなくなります

inserted by FC2 system