ウマノミツバセリ科ウマノミツバ属 果実・種子
(2014年6月撮影)
ミツバを撮ったのでウマノミツバも撮ってみました。ミツバよりもずっと多く極めて普通に見られます。多いし地味なので最近全く撮ってなかったけど記録を見たら8年ぶりだった。後方にピントがあってるけどなんとか雰囲気は分かるでしょう
葉はミツバに似ているけどそれより草丈が高く雰囲気は全然違います
茎の上部で何度か枝分かれし先端に複散形花序をつける
雄花と両性花が混在
混在しすぎてどれがどちらやら分かりにくい
右側に長く突き出ているのが雌しべのようなのでこれが両性花、子房に刺状毛が生えていてくっつき虫になります。左に見えているのが雄花かな、雄花には刺状毛がありません
これが雄花でしょうか、雄しべは5本、花弁も5枚で強く反り返る
(2008年6月撮影)
なんともまとまりのない花序。両性花と雄花が混在しているそうでそればかりに注目して全体像を撮るのを忘れてしまった
白い花弁と5本の雄しべ、左右に分かれた雌しべが見えているのでこれは両性花
これも両性花、左右に分かれた雌しべがよく分かる
今回雄花が見つからなかったので古い写真を引っぱり出してきました。右のは両性花、上のは雌しべだけが残っているけど中央と左のは雄花?、と思ったけど短い雌しべがあるようだ
ミツバと比べると深裂度が大きく5枚葉のように見えます
果実・種子(2020年9,11月撮影)
前からウマノミツバの果実を撮ってみたかったのですが何時までも緑色のばかりで熟したのにお目にかかりませんでした、これは9月中旬の撮影
棘のあるオオオナモミに似た果実、それよりずっと小さいですが
果実は2分果からなり既に離れかけています、まだ花が残っているように見えますが花序には両性花と雄花がありこれは雄花でしょうか
果実の先端に太い棘の用に見えているのは萼片の跡、一つの分果に3本あります
分果は簡単に離れます、果実の大きさは3mm程、棘を含めて4mm程度
種子はまだ未熟で白かった
11月中旬、黒く熟した果実を見つけました、でもここでも黒かったのはこれだけ、大半は緑色、まだ花が咲いているのもありました
こちらは2本の花柱の跡が残っています、萼片が変化したより太い突起も見えています
果実と言えども殆ど種子で占められています
種皮を剥いてみたら白い種子が出てきました

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