オランダガラシアブラナ科オランダガラシ属
(2021年4月撮影)
海岸の岩場に生えていたオランダガラシ、別名クレソン、いくら繁殖力が強くても本来ならこんな潮をかぶるような場所には生えないのですが
すぐ上に砂利を含んだ土層がありそこから水が滲み出てきて生えることができているようです
総状花序、周辺部から咲いてくるんでしょうか、中央の花の花柱は緑色ですが周辺のは褐色、右下の花は子房が伸びてきて果実期になっています
白い十字花、6本の雄しべに柱頭は扁平と典型的なアブラナ科の花
柱頭はよく見ると中央が窪んでいて2裂しているようです、これに対応して果実の種子も2列になっている、でもまだ見てないな。6本の雄しべの内手前のが短くなっている
羽状複葉で小葉は3−9対、頂小葉が大きい
(2018年4月撮影)
水路から引き上げられたオランダガラシ、所謂クレソン、この辺りの水路に繁茂していますが流れの邪魔になるので引き上げられたようです
ただそのままなのですぐ花を咲かせている
清流を好むし白い清楚な花なのですが繁殖力が強すぎて嫌われ者になっています
白い4弁花、6本の雄しべ、扁平な柱頭といかにもアブラナ科らしい花
花弁に葉脈のようなのが見えるのもありました。花弁は花が変化したものなのでまだその痕跡が残っているのでしょうか
茎は無毛、葉柄基部は半ば茎を抱く
羽状複葉、清潔な場所ですが食べようなんて気には全くなりません
(2017年5月撮影)
田圃脇の水路に群生しているオランダガラシ、清流に育つので水はきれいです
大きな株になるので水の流れを妨げる、定期的に刈られていますが毎年群生してきます
クレソンと言えば野菜だけどオランダガラシと言えばただの雑草、誰もとる人もいませんね
白い4枚の花弁、十字形と言うより上下2枚ずつ、雌しべ1本雄しべ6本
花序の中心部はまだ蕾なのに既に子房が伸び始めているのもあります
奇数羽状複葉、小葉は3−11,卵形〜楕円形

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