オオマツヨイグサアカバナ科マツヨイグサ属 ロゼット
(2019年7月撮影)
普段見かけるマツヨイグサの仲間の中では一番遅く咲くオオマツヨイグサ、でも他のは秋まで咲いているけどこちらは夏頃までと花期が短い
夕方咲いて朝には閉じる、左のは赤くなった萎れた花がありますが右のは咲いている一つだけ、前日咲き始めたようです
夜咲く花だから見づらいけどこれは8時半頃の撮影、しかもどんより曇り空、少し閉じかけているけどまだ開いていた
柱頭は4裂、柱頭が棒状になっているのであまり柱頭という感じがしない
雌しべより短い雄しべ、細長い葯で2室からなる、粘着糸でまとまって花粉をつけるせいか空っぽのようです
萎れた花後は赤っぽくなるがマツヨイグサ程赤くはならない。
太い花柄のように見えているのは萼筒、緑色になっている基部が子房だそうです
萼片は反り返る、更に先端が合わさって舟状になっている
長毛と短い腺毛が密生している
萼筒にも腺毛が密生、長毛は疎らに生える
子房にも長毛と腺毛、茎にも腺毛が密生している
花後萼筒が赤くなって子房との違いがハッキリしてくる
卵状披針形の葉、波状の鋸歯がある。葉腋に見えているのは萼筒が落ちた果実でしょうか
(2018年7月撮影)
秋吉台で見られるマツヨイグサの仲間の中で一番遅くに咲き始めるオオマツヨイグサ
夕方から咲き初め朝には萎む、これは9時ころの撮影で殆ど閉じていた。もう少し季節が進むと朝でも開いていることがあります
閉じた花に4裂した柱頭だけが顔を出していた
これは前の日の花でしょうか、萎むと多少赤くなりますがマツヨイグサ程赤くはなりません
細長い萼片は反り返る、花柄のように見えるのは萼筒です
萼筒には長毛とそれより短い腺毛が密生する
萼筒基部に緑色に見えているのが子房、花の頃はどちらも緑色で区別が付き難いですが萎む頃には萼筒も赤っぽくなっています
卵状披針形の葉、波状の浅い鋸歯がある
(2015年6月撮影)
これも夏の花オオマツヨイグサ、ヒメジョオンの群落の中で咲いていました
オオと名が付いていますが花の大きさはマツヨイグサとそれ程変わりませんね、これで6cmくらいだったでしょうか
夜咲いて昼間は閉じますがこれは11時頃の撮影、そろそろ店仕舞いでしょうか
花弁も雄しべも雌しべもみな黄色、人間の目にはコントラストが弱いですが匂いにつられて夜訪問する蛾にとっては問題ないでしょうね
雌しべの柱頭は大きく4裂、花粉が粘糸でビーズ状に連なるのでこの方が好都合なんだろうな
ロゼット(2019年4月撮影)
空き地に広がっているロゼット、ここは花を確認しているからオオマツヨイグサでしょう
マツヨイグサやコマツヨイグサのロゼットとは明らかに違いますがメマツヨイグサとはよく似ています。中央部の葉の重なり具合がメマツヨイグサの方が綺麗かな
これが一番小さくて4,5cm程、このような場所では芽生えを見つけるのは難しそう

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