オオケタデタデ科イヌタデ属 果実
(2017年8月撮影)
深い草むらの中に咲いていたオオケタデ、去年までここでは見たことなかったから今年初めて生えてきたんでしょうね、オオケタデにしては花序が少ないけど成長するだけで大変だったんだろうな
鮮やかな紅色、なので別名オオベニタデ、地味なイヌタデ属の中では一際目立ちます
花もイヌタデ等よりは少し大きいので撮りやすい、花被は5裂、雄しべは外側の5本と内側の2本に別れているようです
花の奥に2岐した短い花柱
托葉鞘は短い、イヌタデ属は茎が無毛のことが多いですがこれは随分毛が多い、大毛蓼と書かれるのも納得
托葉鞘の上部が反り返っているのがありました、ネズミ返しのような役割があるんでしょうか、毛深いこともあってここを上っていくのは大変そう
卵形の葉、これもイヌタデ属らしくない、先端は尖る
(2010年8月撮影)
江戸時代に観賞用として入ってきたそうだが今では半ば野草化しているオオケタデ。数はそれ程多くないけど図体が大きいから目立つこと
花穂も大きく垂れ下がる
別名オオベニタデと言われるだけあって紅色が強い
タデ科の小さな花が多い中でこれは割と大きく4,5mmくらいある。これだけあれば撮影も楽
突き出た雄しべと2裂した雌しべが見えている
果実(2020年10月撮影)
花はほぼ終わっていましたがまだ鮮やかな赤色を残していたオオケタデ
果実を包んだ萼も鮮やかな赤色、もっと経つと赤黒く更に茶色くなっていくようです
実入りは良いようで大抵中に黒い果実が入っていました
大きさは3mm程、左側のは稜があり右側のはその反対側のよう平面です
レンズ状と言うか半球形の果実
かなり丸みを帯びた3稜、艷やかです

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