オオハンゲサトイモ科ハンゲ属
(2022年6月撮影)
たくさん咲いていたオオハンゲ
長い花柄に仏炎苞、それより更に長い付属体、全体像を撮るのは難しい
羽を広げた首の長い鶴、と思うのはさすがに無理か
仏炎苞開口部、マムシグサのような蓋のようなのはありません
仏炎苞の先端が付属体を支えているように見えます、同じような長い付属体を持つナンゴクウラシマソウは接触していない
仏炎苞を上から、縁が反っています
仏炎苞付け根には通路のような穴が開いています、ここから昆虫が出てくる、マムシグサは雌株では閉じていますがこちらは異株ではないのでそのようなことはないようです
3小葉のように見えますがこれは単葉で3深裂、よく似たカラスビシャクは完全に分離した3小葉です
花柄が折れて駄目になった花がありました
カットしてみました、下に雌性部、上に雄性部があります
雄性部だがとても雄しべとは思えない
拡大、葯室は長く隙間から開く、だそうです
雄性部と雌性部の間にくびれがあり上から入った昆虫を一方通行にしています。しかしこの構造だと自分自身の花粉を雌しべにつけそう
虫の卵のような雌性部、マムシグサと違い仏炎苞片側についています
子房から短い花柱、柱頭が僅かに膨らんでいる
(2015年6月撮影)
湿っぽい場所に生えているオオハンゲ、ここはあまり近寄りたくないので開花していることを確認してから接近
花はカラスビシャクとそっくりです。仏炎苞も長いしそれ以上に付属体が長いので全体を撮るのが難しい
仏炎苞から突き出た付属体
基部には通路上の穴があります。マムシグサのように一方通行なのかどうか
茎が折れて倒れている花があったので折角のチャンス、開いてみました。右側の白い部分が雄花、中央が雌花、左側に通路上の穴
これが雄花、花とは思わなかったのでこれにピントをあわせて撮ってなかったよ。しかしこの隙間から虫が内部に入っていけるのかな
これが雌花、仏炎苞に偏ってついてます
子房から短い花柱を伸ばしている、柱頭は2裂しているようだ
葉は3小葉でなく深裂した単葉、カラスビシャクは3小葉です
(2014年6月撮影)
秋吉台では初めてのオオハンゲ、以前見つけた場所があまりにも異質だから実質初めてと言っていいかな。大きな葉の脇に花を咲かせています
付属体を伸ばしたカラスビシャクとそっくりの花
仏炎苞の長さはカラスビシャクと変わりないがやや太いかな
すぐ側の石灰岩割れ目にも生えていました
多数の葉が展開
花は葉の下に隠れるように咲いていた
付属体はカラスビシャクよりやや太い感じ、緑一色です。仏炎苞の縁が波打っているが特徴かどうかはわからない
葉の基部がくっついているのが特徴、カラスビシャクは三小葉に分離しています。こちらはムカゴは出来ないそうだ

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