オオバショウマキンポウゲ科サラシナショウマ属 果実・種子
(2017年10月撮影)
林の中に咲いているオオバショウマ、木漏れ日が当たってちょうどいい具合でした、ここは去年まで見つけていた場所
花はそろそろ終わりの頃で頂部しか残っていませんでした、膨らんでいるのは果実ではなく虫こぶでしょうか、サラシナショウマの蕾に虫こぶが出来るそうですがこちらのは検索しても分からず
雄しべばかり目立つ花、中央に柱頭が2裂した雌しべが見えています、サラシナショウマは2本ですがこちらは1本のようです
楕円形の子房の上に短い花柱、その上に湾曲した柱頭、花柄は殆ど無いようです
雄しべが落ちて雌しべだけが残っています
3出複葉、小葉は大きく円心形で浅く5−9裂する
葉に真横から日が当たっていたので撮ってみました、葉脈の様子がよくわかります、これでも表
この日別の場所で新たな株を見つけました
花序は普通あまり枝分かれしませんがこれは随分別れています
この付近に何株もありましたが花を咲かせていたのは2株だけ、右側の株の真上に花序が見えていますが殆ど終わっています
前の株もそうですが頂小葉(下側)はほぼ左右対称ですが側小葉(左側)は随分非対称です
(2015年10月撮影)
初めてのオオバショウマ、薄暗い林内に咲いていた
サラシナショウマに比べて花序がやや疎らな印象
一番の違いはサラシナショウマが花柄があるのに対してこちらは無柄ということでしょうか。花弁や萼片は早く落ちる
雄しべが落ちた後雌しべが見えています。普通1本だそうですがこれは2本見えています。しかしブレ写真量産、まともに撮れているのは無かった
サラシナショウマが2−3回3出なのにたいしてこちらは1回3出。これは小葉で5−9裂、名前の通りずっと大きい
前の写真がブレブレばかりだったので撮り直してきました。一週間後の様子です
果実・種子(2017年11月撮影)
10日前はまだ白い果実だったのに今日見たらすっかり茶色くなっていたオオバショウマ
まるでウミホオズキのような果実、受精したのは上向きになっていますが未受精のは小さく黒くなっています
上部がハート形に開口、種子は散布した後のようで殆ど空っぽでした
花柱と柱頭がハッキリ残っています、これ以上開かないようストッパーの役割をしているのかもしれない
まだ種子が残っているのをとってみました
褐色の種子、大きさ3mm程度、果実1つ辺りの数は確認してなかった
襞のような突起があります
同じ種子を撮るのならツルツルスベスベよりこんな複雑な構造がある方が撮っていて楽しい

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