オニルリソウムラサキ科大ルリソウ属 果実・種子
(2018年6月撮影)
林道沿いに咲いているオニルリソウ、割とあちこちの林道で見ることが出来ます。オオルリソウが咲いてからアップと思ったけど23日現在まだ咲いていなかった
時には高さ1mを超える、長い枝を伸ばして花を咲かせる
蕾の頃は螺旋状になる
ムラサキ科らしい青い花、花弁基部に副花冠の膨らみがある、中で茶色く見えているのが雄しべの葯。考えていればムラサキ科は青い花が多いですが本家のムラサキは白い花というのが面白い
副花冠が虫に食われて中が広く見えているのがありました、丸い柱頭が見えています(輪郭のはっきりしたのではなくその右側のぼんやりした円形部分)
葉は互生で長楕円状披針形〜広披針形、葉脈が独特な模様を描いています
茎に開出毛が密生、オオルリソウは伏毛
後日別の林道、枝を大きく広げているのが分かります
既に果実がなっています。オオルリソウより花柄が長く萼片が反っているのが特徴。くっつき虫になる突起はまるで雌しべの柱頭、面ファスナーに似たような構造のがあります
(2017年6月撮影)
林道の舗装の隙間に生えていたオニルリソウ、この林道で毎年見ていますがこんな生え方は初めてでした、これは楽でいいわ
これで高さは1m近く
茎を真っすぐ伸ばし枝状に長い茎を分岐しています
青紫色の花、大きさ4,5mmでオオルリソウより一回り小さい
花弁基部にビーズ状の付属体、花の奥に5本の雄しべが見えている
赤っぽい花もありました
既に果実も出来てきました、まだ未熟で花柱も残っている。オオルリソウは萼片が平開するのに対してこちらは反り返る、でも未熟な内はそれ程反り返りません
4分果、棘状の毛の先端が丸くなっていて面ファスナーのようにくっつくんでしょうね
茎には開出毛、オオルリソウは伏毛
後日別の林道、この場所も毎年出てきます
こちらは初めて、林内作業道沿いにまとまって生えていました。オオルリソウよりは多く見られます
果実・種子(2018年6月撮影)
オニルリソウは若い頃の果実はよく見かけるのですが熟する頃は何故かあまり見かけなくなります。これは色が黒っぽくなっていたので撮ってみましたが単に変色していただけか
種子を取り出してみました、よくイラストなどに描かれる雨滴の形(実際の雨滴は球形なんですけどね)、大きさは2.5mmくらいかな
表面に微細な凹凸があるかも。今年こそ完熟の種子を撮らなくては

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