オモトキジカクシ科オモト属 果実・種子
芽生え
(2018年5月撮影)
林縁に咲いているオモト、感じで書けば万年青、当然常緑
この辺りに数株あり花を咲かせないのもありますがこれは毎年花を咲かせます、と言うことは毎年ここで撮っている
長い穂状花序、目玉というより口だけの怪物
横向きに咲く花、周りのは花弁で基部は合着して筒状になる、雄しべは6本
てっぺんに上向きの花が咲いている、空間を少しでも無駄にしないためでしょうか
一番下の花、花は下から咲いていきますが一番上が咲いてもこれはまだ現役状態、柱頭が3裂している
(2015年5月撮影)
オモトが咲いていた、この辺りに何株かまとまってあるけど今の所見つけているのはここだけ
しかしこれがキジカクシと同じ仲間とはとても思えません。葉も花序もまるで違うじゃないか
目玉のお化けのような花序、観葉植物として見るならば花は咲かないほうがいいかも
6枚の花被片、と言ってもとても花被片とは思えない。雄しべ6本、柱頭は三裂
花序が随分青っぽいのもありました
でも蕾ではなくしっかり開いてます
果実・種子(2018年1月撮影)
標高500m辺りの林の中に群生していたオモト、枯れ葉が積もり下草が全く無いので目立ちます
漢字で書くと万年青、それからの印象とジャノヒゲの青い果実が頭の中で混戦して赤い実がなっているとアレッと思ってしまいます
果実をつけていたのは一部だけでした、鳥に食べられたというより初めから生っていなかったような
これで大きさ1cm程、あの花序の花全てに果実を生らすのは空間的に無理なようです。上の方の青い小さな実は受粉しなかったのかな
こちらは1.5cm程とちょっと大きい、早い者勝ちのようで少しでも大きく育ったのが大きくなる、小さな実はもう成長できないでしょうね
半割してみました、赤い果皮とオレンジ色の果肉、白い種子
種子はツルツルで構造や模様が全く無く撮っていてもあまり面白くない、これ1個だけで前見ていたのとだいぶ違う
反対側にはおへそがあります、これが内胚乳で外側の白いのが外胚乳かもしれない
横から見るとおむすび型
果実・種子(2015年1月撮影)
オモトが赤い実をつけていた。漢字で書くと万年青だし同じ科のジャノヒゲも青い実(種だけど)をつけるのでこちらもつい青い実だと思ってしまう
花序の中には実を付けなかったのもあるようです。大きさも少し不揃いなのがあるようです
ジャノヒゲは実のように見えても種子だけどこちらは先端に花の跡が残っているので確かに果実ですね。言うなれば人間にとってのおへそのようなものでしょうか
二つに割ってみました、割と大きな種が入っています
3個入っていました、もう一つの方は2個でした
種を真っ二つにしてみたら更に中に茶色い腎形のがありました。ひょっとしてこちらが種子で周りのは内果皮かもしれません。なんせ”オモト 種”で検索しても植え方としか出てこない
もう一つ割ってみました、大分偏っているが同様の構造、小さな丸いのも見えていますがなんでしょうね
芽生え(2021年1月撮影)
オモトの小さな株もあったので撮ってみました、これは葉が3枚出ています
こちらは2枚
これは1枚、見た中ではこれが最小で葉の長さ2cm程
これは地面から浮き上がっていました、根本に種子が見当たらなかったけどもう栄養は成長の為使い尽くしたんでしょうか

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