オヘビイチゴバラ科キジムシロ属 果実
草紅葉
(2015年5月撮影)
一面に群生したオヘビイチゴ
ヘビイチゴとヤブヘビイチゴは時として区別が難しいこともありますがオヘビイチゴはその点楽
属は違いますが花自体はそっくり。中央に見えている花床の部分が少し小さいですかね
やはり葉が全然違う。ヘビイチゴが3小葉なのに対してこちらは5小葉です。左側に3小葉の葉が見えていますが多分ヤブヘビイチゴ、大きさも大分違います
萼片は副萼片も花弁より小さい
大きいほうが萼片、小さいほうが副萼片、副萼片は形も違います
走出枝(ランナー)を伸ばして増えていきます
果実(2020年6月撮影)
休耕田に大群生していたオヘビイチゴ、6月上旬ですがすっかり果実に生っていました
カップに乗せたお洒落なスイーツ、これに限らずキジムシロ属の果実は前から見てみたかった
ヘビイチゴやヤブヘビイチゴのように赤くも大きくもなりませんがこれはこれでイチゴらしい姿です
これは痩果で大きさ1mm以下、表面に翼状の隆起文がある、棒状に見えているのは花柱の跡
痩果の一部がとれて内部の花床が見えていました、市販のイチゴはこの部分が肥大化して赤くなります
葉の上にバラまいてみました、これで半分くらい、棒状に見えているのが花柱
多少籾摺りしたせいか表面の隆起文がとれています、白いのは未精熟の痩果でしょうね
草紅葉(2020年11月撮影)
田んぼ脇に生えていた赤い葉、5小葉の様子からこれはもうオヘビイチゴです
オヘビイチゴが草紅葉になるのは初めて、と言うより今まであまり意識してなかったんだろうな
なかなか綺麗、もっと赤くなるのでしょうか
近くの休耕田、紅葉したのとしないのが同じ場所に生えています
この緑のはもう紅葉しないような気がする、樹木の紅葉はほぼ全てで赤く黄色くなりますが草本の場合赤くなったりならなかったりするようです

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