イチヤクソウツツジ科イチヤクソウ属 果実・種子
芽生え
(2018年6月撮影)
やや明るい林内に咲いていたイチヤクソウ
花の左右に見えている茶色いのは昨年の果実、勿論すっかり空です
下向きに咲く花、上から見ている分には可愛いんですけどね
下から内部を見ると結構不気味
雄しべは10本、1本に付き葯は2つ、色が白くて先端に穴が開いています
雄しべもそうですが雌しべも不気味
太い花柱の先端が円盤状に広がり柱頭が乗っかっている、先端は裂けているように見えます
(2017年6月撮影)
イチヤクソウは蕾の期間が長い、ここも前回来たときまだ蕾だったのでまだかなと思ったのですが一つ開いているような
確かに開花しています
雄しべの葯も開いていて花粉は放出し終わっているもよう、この花だけ随分早く咲いたのかな
10日後もう一度来てみました、たくさん咲いていた
普通一株に一つの茎だけどこれはどうなんでしょう、全部別株なのかな
まさしく満開状態、こんなのは初めて見たような気がします。光が当たっていればなお良かった
当然下から見上げる、マクロで撮っているけど遥か後方の樹木にピントがあっている、このデジカメの欠点
雄しべは花内部の上部に集中、太い花柱を持った雌しべは下向き
動物に踏まれたのか茎が捻じ曲がっているのがありました
普通俯くように下向きに咲く花が横を向いている
これなんか花弁が完全に平開、イチヤクソウのイメージとは大分違います
下向きのはずの雌しべも上を向いている
イチヤクソウは何ヶ所かで知っていますがここが一番の群生地
雰囲気もいい場所です
(2013年6月撮影)
林縁に咲いていたイチヤクソウ
ちょうどいい具合に咲いていた。蕾の時期が長いからタイミング良く来るのが難しい
横から見ると雌しべが突き出ていて1本足の唐傘お化け
下から見るとまるでカブトガニ
少し離れて横から見るのが一番可愛いかな
果実・種子(2020年10月撮影)
すっかり果実になったイチヤクソウ
大きさ7,8mm程、丸々した茶色い果実
まだ花柱の跡が残っている、果実の一部を花被片が覆っている、小さな萼片も見えているからこれは花弁でしょうか
真下から見た様子、6室くらいでしょうか
割った見ると小さな種子がビッシリ入っています
虫に食われて空っぽになっているのがありました、こんなのまで食べる虫がいるんだ
葉の上にバラまいてみました、これでもごく一部
両端に翼がある、翼を含めたが長さ1mm程、種子自体は0.1,2mm、これは見た感じもう少し大きいかな
果実・種子(2019年11月撮影)
果実になったイチヤクソウ、今年は花の数が少なかったので果実も少ない
果実の大きさは7,8mm、長い花柱が残っている
内部には種子がギッシリ
果実は幾つかの室に分かれているようです
微細な種子ですがラン科にしては大きいかなと思う
種子の両側に翼がありそれを合わせた長さが1mm程度、種子そのものはどれだけ小さいんだか
セロファンで包んで捻った飴のような、種子に細かな網目模様があるようですがさすがにそれは無理
芽生え(2015年4月撮影)
暗い林床に生えたイチヤクソウ、左側に赤く見えているのが芽生え
生えているのはイチヤクソウばかりで外の下草が殆ど見られなくて芽生えが分かりやすい
出始めたばかりの葉は赤い、あまり日は当たらない場所だけどそれでも紫外線対策は必要なんだろうな
葉が開く前の芽生え
更に小さな芽生え、子葉に相当するものは見当たりません

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