イタチハギマメ科イタチハギ属 果実・種子
(2018年5月撮影)
道路脇に群生しているイタチハギ、法面の緑化などで導入されたけど繁殖力が強く逃げ出していることも多く要注意外来生物に指定されています
長い花穂をイタチのしっぽに見立てて鼬萩、この名前はちと可愛そうだけど別名のクロバナエンジュは上等すぎ(笑)
花は下から咲き上がっていく
まず最初に雌しべが出てくるようです、花柱には毛が生えている。下側の花は雄しべの葯が出始めている
途中から葯の色が黄色から白色に変わってきている
一つの花の中でも黄色から白に変わり始めている
一番下側の花、雄しべは10本、まだ雌しべも残っている。マメ科ですが旗弁のみで翼弁竜骨弁は退化、旗弁も広がらず旗弁らしくありません、カイワレ大根の海苔巻きだ
円筒状になった花穂がありまし
頂部が切られた様子もなく元々この姿だったようです、遺伝子が正常に働かなかったのでしょうか。でもこの形のほうが見栄えする
奇数羽状複葉、小葉は卵形〜長楕円形で5−10対ある
果実・種子(2022年8月撮影)
平尾台の県道沿いに生えていたイタチハギ、台地上の山道では見かけなかった、秋吉台でも車が通るような場所に生えているのでタイヤにでもくっついて運んでいるかな
もうすっかり果実になっていました、刈られやすいからまだ果実は見てなかった
大きさの割に平ぺったい果実、表面にイボ状の突起、腺点だそうです、やはりこれでくっつくんでしょうか
果実は熟しても裂開しません、下部に萼片が癒着して残っている、種子は1個だけ入ってます、これはまだ完熟ではなかった、長さ5mm程
果実の先端には花柱が突起のように残っています

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