イタドリタデ科ソバカズラ属 赤花
果実
芽生え
虫こぶ
(2018年6月撮影)
日当たりの良い場所で普通に見られるイタドリ、1m以上と高くなるのが普通、一見小低木のように見えますが多年草です
葉腋から枝を出し多数の花をつける
花筒が細長く花冠が開く、雌雄異株でこれは雄花、雄株を探したが見つからず、と言うか数が多いのであまり熱心に探さず。でも雌株の方が多いような気もする、普通は逆なのにね
子房から出た3本の花柱、柱頭は更に裂けている。雌花ですが雄しべも残っています
正面から見ると両性花としか思えない状況、でも葯には花粉がなくて空っぽみたいですね、花柱が3本の様子がよくわかります
花序軸に短毛が生えている、腺毛も混じっているかな
葉は互生で卵形〜広卵形、先端が急に尖る
赤花(2018年9月撮影)
イタドリは基本的に白い花ですがこれは1本の木の中で白花に混じって赤花の花序がありました
赤い花序の中にも白い花序が混じっています
既に果実期になっていて翼も赤くなっています
赤花をベニイタドリ(メイゲツソウ)と言うそうですが変化は連続的で明確な区別は難しそう
雌雄異株でこれは雌株、前回は雄株だったので丁度良かった
花柱は3本、柱頭は更に裂けているようです
近くに赤花ばかりのもありました
この辺りは赤花が多かった、何故か雌株ばかりでした
果実(2017年10月撮影)
すっかり果実となったイタドリ、花も白いしいつの間にか果実となる印象です
外花被片3枚が翼状になった翼果
果柄付け根は極めて細くすぐにでも風に飛ばされそうですが何時までも残っています、意外と丈夫で強風の時だけ飛ばされるんでしょうか
このような翼果はヤマノイモなどのように大抵3枚、4枚以上のは記憶に無いですね、花の構造とか流体力学的効率とか色々あるんだろうなと、素人なりに考えるのも楽しい
果実を直接包んでいるのは内花被片でしょうか、翼には細かな襞がある、すべすべなヤマノイモとも違うな
大きさは3,4mm程、黒く艷やか、種子のように見えますが果実です
縦方向から見ると3稜になっている
芽生え(2011年5月撮影)
尾根筋の登山道に一面に芽生えたイタドリ
芽生え時に暗赤色になる植物はよく見かけるけどやはり紫外線対策だろうな
赤い細竹風、背後は根曲がり竹の群生
芽生えと言うには大分大きくなりましたが。 これを見るとやはり以前アップした赤い新芽は全く別物ですね
小さい頃は赤っぽくて食用になるとか。これを見ても食べる気はおきないけど
イタドリツボミフクレフシ(2010年9月撮影)
イタドリの花の中に赤い物が。さすがに実とは思わず虫こぶだと思ったけど検索してみたらイタドリツボミフクレフシがぴったりだった。けど出てきたのはこのサイト一つだけ、しかも仮称になってるよ。正式名は何というのだろう
今まで見てきた虫こぶの中でも1,2を争う美しさ
後ピンになったけど三つの稜が見えていてほんと実のよう
真っ赤に熟してる(違)

inserted by FC2 system