イシモチソウモウセンゴケ科モウセンゴケ属 芽生え
(2018年5月撮影)
希少種のイシモチソウ、国の準絶滅危惧種、本県でも絶滅危惧T類に指定されています。湿地らしい湿地ではなく園周辺のやや乾燥した場所に生えるそうですがここはどう見ても近くに湿地はありそうにない、地下水脈でもあるのかな
これで高さ10cm程、頂部に花をつけますが蕾の頃はうなだれているようです
10時ころ咲いて午後には閉じるそうですがこれは10時半の撮影、開きかけている途中か閉じかけているのか。萼片縁が裂けているのが分かる
後日別の場所、今まではこの辺りだけ見ていたのですが
周辺を探すと更に多く咲いていました。以前来た時も周辺は探したのにな
1番目の場所よりこちらの方がずっと多かった
真っ白い5弁花、白飛びしないよう注意する必要があります
雄しべは5本、花糸が白いので花弁と重なっていると分かりにくい
4弁花のもありました
緑色の子房から花柱が出ています、3−5本あるそうで更に先端が2裂かそれ以上裂けている
横から見ると子房に稜があるようです、その上に多裂した花柱
イシモチソウと言えばなんと言ってもこれですね、葉が変形したものだそうです
横から見るとほぼ平
別の葉の上に影を落としている様子が面白いので撮ってみました
粘球を持つ棘状のは腺毛が変化したもの、まるで怪獣の目玉、中が赤くなっているのが綺麗というか不気味というか
花に甲虫の仲間が訪問していました
こちらは粘球に捉えられた甲虫、同じ仲間のようで行先によって天国か地獄か
捕まると粘球が虫に付くよう曲がってきます
結構大きな昆虫も捕まっていた、少しでも接触したらもう逃げられないでしょうね
(2014年5月撮影)
真っ白な花を咲かせたイシモチソウ、湿地性の植物だけど水でビチャビチャなような場所には生えません
花の時期には根生葉はなくなります。頂部に数個の花、下は虫を捕らえる粘着球を持った葉がビッシリ。花に訪れるか葉に捕まるか昆虫にとっては天国と地獄
日当たりの良い場所に咲く真っ白な花だからかなりマイナス補正して撮ります
花柱は3−5本、それぞれ更に深裂します
花弁がかなり反り返っているのがありました。午後2,3時頃には花は閉じるからこのまま散るわけでもなさそうだけど
(2013年5月撮影)
元気良く咲いていたイシモチソウ、午前10時頃から咲き始め午後には閉じはじめるそうなのでこの時間帯にあわせてコース取り
比較的乾燥した湿地に生える、矛盾したような場所を好むのが絶滅危惧種にな手いる一因でしょうか
モウセンゴケの仲間ですが茎の上の方まで粘着球を付けた葉を広げてます。訪問する昆虫にとっては天国と地獄が紙一重
花の時期には根生葉は枯れる。それでも光合成無しではやっていけないと思うが粘着球に変化した葉が光合成を行っているんでしょうか
真っ白な五弁花、細かなビーズを散りばめたような独特の輝きがありますね
雄しべは5本、花柱は3−5本でそれぞれ更に4−6本深裂する
横から見ると雄しべが突き出ている
雌しべも多数のように見える。子房も幾つかに分かれているようです
芽生え(2019年5月撮影)
高さ2,3cm程の小さなイシモチソウ、既に腺毛を持った葉が出ている、他に葉はなさそうだし光合成はどうしているんでしょうか
これが芽生えかな、多分と思うレベルですが。上下に見えているのが子葉で間にあるのが本葉でしょうか、さすがにまだ腺毛は生えていないようだ
芽生え(2018年5月撮影)
イシモチソウの芽生え、と言ってもこれで1.5cmくらいあります、もう花を咲かせていた株もありましたが今から出てくるのも幾つもありました
小さいけれど粘球を持った葉が展開、左のは枯れ葉がくっついている
上の方の葉は展開前ですが一番したのは既に展開、出始めた頃から既に葉が展開しているようです、出始めたばかりのは見つからず

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