イロハモミジムクロジ科カエデ属 果実・種子
芽生え
紅葉
(2019年4月撮影)
赤い花を咲かせているイロハモミジ、新緑の若々しい緑と相まって独特な色合いになります。モミジは紅葉する樹木の総称なのでイロハカエデの方がよさそうですが何故かイロハモミジと言われることが多いような
複散房花序をつける、一つの花序に雄花と両性花が混成するそうですが写真で見る限り両性花ばかりでした
2裂した柱頭に毛が生えている、雄しべも見えていますが花粉は出ていない、機能しているんでしょうか
将来翼となる部分も既に伸びています
別の場所で雄花を探してみました
遠目にも雄しべが出ているのがわかります
ここは雄花ばかりで両性花は見当たらず
雄しべは8本、赤いのが萼片で色の薄いのが花弁のようです
長い花柄も赤く染まる
葉は掌状に5−9裂、重鋸歯がある、紅葉もいいですが新緑の頃の若緑色もいいですね
(2017年4月撮影)
新緑の緑が綺麗なイロハモミジ
この時期葉の下に赤い花を咲かせるので下から見上げても花が咲いているのが分かります
複散房花序、雄花と両性花が混在しています。右側から長い花柄が伸びています
雄花、雄しべは普通8本
雌花、2裂した柱頭の雌しべと赤い薬を持った雄しべが見えています。真っ赤なのは萼片でその間に淡黄色に見えているのが花弁
掌状に5−9裂した葉、なんて難しく言わなくても紅葉といえば思い浮かべる葉ですね
(2008年4月撮影)
新緑に映える赤い花、モミジというとどうしても紅葉のイメージが強いから花の印象が薄い
花も赤くて(萼片かな)大きさも5mmくらいとそんなに小さいわけではないんだけどね
両性花と雄花があるそうでこれは雄花。両性花はまだ見たことないから探してみなくては
これは両性花、赤い矢尻のように見えているのが雄しべでしょうか。雄花の雄しべとは全然違いますね
逆光で分かりづらいけど実が出来かけているようです
果実(2013年5月撮影)
イロハモミジは年2回赤くなると書いたがそれは間違い、年3度だった
実が生ったとき翼も赤くなるんだ
それにしてもなんでこんなに赤くなるんでしょうね。果実の部分なら紫外線を防ぐとか意味があるかもしれないけど翼の部分だしな、利点はあるのかな
日に透かしてみました、いい色合い
芽生え(2016年5月撮影)
樹木の芽生えを観察するのは難しい、でもイロハモミジは割と分かりやすい、葉の形でもわかるしなんたってここはイロハモミジの樹の下
2枚の本葉の下に細長く見えているのが子葉、全く形が異なる
横から見るとこんな感じ、子葉は白っぽくなっていて役割を終えかけているようです
本葉と子葉がわかったので子葉だけのを探してみます、これがそれでまだ本葉は出ていない
小さな本葉が出始めている、ただこれは枯れ初めているようだ
本葉が伸び始めているが子葉はまだ緑色
大分伸びてきている、もう1枚の本葉は虫に食われたようだ、更に成長していくと2,3枚目のようになっていきます
紅葉(2019年11月撮影)
今年は紅葉が遅いと言うか色づきが悪い、この場所のイロハモミジも何時もはもっと綺麗なんですけどね
真下から見上げて
望遠で。まだ色づいていない緑の葉もあり黄色も混じってまさしく交通信号(笑)
これが一番紅かった
この辺りは遊歩道でたくさんのイロハモミジがありましたv
自生にしては多いから植えられているのかもしれない
その中で一番気に入ったのがこれ、周りに仲間がなくしかも丁度日が当たって輝いていました
紅葉(2018年12月撮影)
これは多分イロハカエデ、普通なら紅葉するはずですが黄葉しています
一部の枝だけが紅葉しています、下に見えている太い枝と同じ木です
背景が重なって分かりづらいですが1本の枝の左半分は黄葉、右半分は紅葉しています
黄葉になるのは黄色い色素のカロチノイドのおかげ、紅葉するのは赤い色素のアントシアニンのおかげ、詳しい説明は長くなるのでこちらを参照してください。これもこの後紅葉してくるんでしょうか、時期的に見てこのまま落葉するような気がします

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