エゾノギシギシタデ科ギシギシ属 ロゼット
(2017年6月撮影)
ギシギシが赤い花を咲かせていたので撮ってみました、エゾノギシギシのようです
ギシギシの花は地味ですがこれは真っ赤っかで綺麗でした、普通ここまで赤くならないですけどね、地味でも結構好みの花でもあります
茎上部に輪生状に花をつける
雌花と両性花がありこれは雌花、外花被片と内花被片が3枚ずつ、白く毛のように見えているのが雌しべの柱頭、3つあります
黄色い葯を持った花、奥に僅かに毛状の柱頭が見えているので両性花のようです、数は随分少なかった
果実期になると花柄が伸びてきます、内花被片が翼状になって張り出す、赤く見えているのは瘤体で果実そのものではありません
翼に棘状の突起があるのが特徴、ギシギシの仲間は区別が難しいですがエゾノギシギシはこれがあるので比較的分かりやすい
卵状楕円形〜長楕円形の葉、他のギシギシは縁が大きく波打つことが多いですがこれは細かく波打つ程度です
(2016年6月撮影)
川べりに生えていたこれ、今まで見てきたギシギシの仲間とは何となく雰囲気が違っていたので撮ってみたらエゾノギシギシだったようで初めての花となりました。しかしヨーロッパ原産で特に北海道に多いわけでもなくなんでエゾと名がついたんでしょうね、エゾと名が付く植物は毛深いことが多いけどこれはそんなこともないし
花が輪生状につくのはどれも同じ
右側の外花被片とその左側の内花被片が3枚づつ、その間に白く見えているのが雌しべです
花を正面から、雄しべの基部に白く見えているのが雌しべ
果実期になると内花被片に棘上の突起が目立つのがエゾの最大の特徴
卵状楕円形〜長楕円形の葉、ギシギシやナガバギシギシ程には波打たないようだ
基部は心形、葉柄基部が茎を抱いているようです。左側の葉は上部の葉で披針形
(2023年2月撮影)
ロゼットと言うには大きいですがこのようなのはよく見かけます
葉の裏の葉脈が網目状なのがギシギシ、網目が無いのがスイバ、なのでこれはギシギシ属
葉身基部が丸みを帯びるのがギシギシ属、スイバは先端が尖る
葉柄上側が少し凹む、ギシギシ属は溝状に深くなるそうです
より小さなロゼット、問題はどのギシギシかだ、「雑草の芽生えハンドブック1,2」はギシギシ、エゾノギシギシ、アレチギシギシ、ナガバギシギシの4種類が載っていましたが葉柄が短いなどからエゾノギシギシかなと思います、花が咲いたら確かめて見なくては

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