アリノトウグサアリノトウグサ科アリノトウグサ属 芽生え
草紅葉
(2015年8月撮影)
台地上で普通に見られるアリノトウグサ、雄性期と雌性期があり花が劇的に変わるのでその様子が撮れるようなのを探していました。 まずは蕾の頃、もう開花直前です。突き出ているのが花弁で長さ1.5mm程、基部に緑色に見えているのが萼片、更に真っ赤な子房が見えていて冠のようです。付け根に見えているのは苞葉でしょうか
花弁が開いて短冊のような雄しべが出てきた雄性期。雄しべは8本、花糸は細くその割に葯は大きい。この日一番神経を張り詰めて撮ったかも、でも巧く撮れたと思って安心し全体像を撮るのを忘れてしまった
花弁は散ったがまだ雄しべが残っている、毛のような柱頭が出てきた移行期
左の花はもう雄しべが脱落して雌性期になっています。茎の下から咲いてくるようです
毛玉のような柱頭、4本あるのかな。子房は赤黒くなっている
(2014年7月撮影)
日当たりの良い草原でよく見かけるアリノトウグサ、ここまで群生するのは珍しいかも
横から見るとワサワサ生えてます
雄性期の花、花の大きさに比べて不釣り合いなほど大きな葯。花弁は強く反り返りその間に見えている緑色のが萼片の先端
雄性期が終わると下の花のように葯が脱落、この後花弁も散ります
右が花弁が散り花柱が出始めた雌性期始まりの花
下の花は大分柱頭が出ています。雄性期と雌性期ではまるで違うからつい雌雄異花だと思ってしまう。鑑賞する花ではないがデジカメ的にはお気に入りの花
楕円形で鋸歯のある葉が対生、上下では互いに90°ずれているよう
(2012年7月撮影)
この時期赤い蕾を多数つけた茎を伸ばしているので地味だけど目立つアリノトウグサ
枝分かれして長い茎を伸ばす
左右の茎でまるで違う花なので雌雄異花のようですが右は雄性期、左は雌性期の花です
雄性期で4,5mmくらい。赤い萼筒に赤い花弁赤い約
花は下向きというかぶら下がるように咲いている
花弁と雄しべが脱落して羽毛状の雌しべが出てきた雌性期の花
更に小さくピントをあわせるのは無理なので他でピントを固定して撮影、まーまーかなと自己満足
芽生え(2015年7月撮影)
他の花を撮っていて気がついたアリノトウグサの芽生え、左側のもまだそれほど伸びていませんが右下に見えているのが芽生えたばかり
残念ながら先端が齧られている。左右の葉は本葉とあまり違いなく子葉でなく第一葉でしょうか。本葉の葉柄は極短いけどこれはハッキリした柄がある
左側のが芽生えたばかりかな、円形でなく先が少し尖っている。こういうのを撮るとどうしても後ピンになるけど小さなモニタでは分からないんだよね
これは別の株、やはり先端がやや尖る。ほぼ同じ場所から出ていて同じ株でしょうか
草紅葉(2020年11月撮影)
センブリの周りに見えている赤い葉、アリノトウグサの草紅葉です
画面上の方はまだそれ程赤くなっていないし左隅には緑の葉も見られますがこの後赤くなるのでしょうか
紅葉するのが多いような気がします
かなり鮮やかな赤、葉だけでなく茎も赤くなっている、光に透かして撮りたかったが背が低いので難しい
(17年11月撮影)
紅葉していたアリノトウグサ、所謂草紅葉だけどこれも赤くなるのは知らなかった
草本の場合全てが赤くなるとは限らない気もしますがこの辺りのはどれも紅葉していました
モミジにも負けない綺麗な赤
空をバックにと思ったけど背が低くて流石に無理だった
葉は対生ですが上下で交互に90°ずつずれているのが分かります、地面を這っている茎はそうでもないですけどね

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