アレチハナガサクマツヅラ科クマツヅラ属 果実・種子
比較
(2017年6月撮影)
名前のとおり荒れ地で生えることが多いアレチハナガサ
背が高くこれで2mくらいあります
ヤナギハナガサと比べると花の数が少ない、これでもアレチにすれば多い方なんですけどね、花穂が伸びてくると更に少なくなります
花筒内部は毛が密生、これで昆虫を選別しているんでしょうか
ヤナギハナガサと比べると花筒が短い、短毛が生えているようです
花序枝には上向きの毛が密生
葉の基部はくさび形で茎を抱かない、上向きの短毛が疎らに生える、茎を抱くのがダキバアレチハナガサ、探しているけど未見、ヒメクマツヅラは明瞭な葉柄があるそうだけどネットで見てもそれ程明瞭とは感じないな
果実(2016年10月撮影)
10月末でもまだ花を咲かせていたアレチハナガサ
さすがに花序の下の方はもう果実になっていて萼片に包まれています
まとめて手でもんで中のをばら撒いてみました
種子だと思ったけどこれが果実だそうです、4分果だそうでもっと丁寧に剥けばよかった
果実の片側だけに乳頭状突起があります、初めこの白いのが種子かと思った
表と裏(と言っていいのか分からないけど)でまるで別物、どんな利点があるんでしょうね
比較(2016年6月撮影)
アレチハナガサとヤナギハナガサが並んで生えていたので比較の為撮ってみました。左がアレチ、右がヤナギでこれでも花序の違いが分かると思います。。アレチの方が手前にあるので少し高く見えていますがほぼ同じ高さです
花序の比較、ヤナギのほうが花の数が多く半球形、アレチは花がパラパラとつきます
花の比較、ヤナギは花筒が伸びますがアレチはそれ程伸びません。ただ花穂はだんだん長くなっていきます
葉の比較、これはヤナギハナガサ、葉の基部が広まるので茎を抱いたように見えます。茎には開出毛が密生
こちらはアレチハナガサ、茎は抱かず短毛がパラパラとある程度。ただ茎を抱くダキバアレチハナガサというのがあるので注意が必要。まだ見たことはないですがダキバは茎や花序柄に開出毛が多いようです

inserted by FC2 system