アメリカキンゴジカアオイ科キンゴジカ属 果実・種子
(2019年8月撮影)
こちらは近くの何時も見ている場所、しょっちゅう草刈りされるのでなかなか出てこなかったけど奥の方で生えてきていた。ここも花が咲いていたのは少なかった
これで高さ20cm程、草刈りされるせいかあまりここはあまり高くならない
11時前の撮影ですがまだ開く途中のようです
多数の雄しべに雌しべは5本、花柱が花糸より少し太く柱頭が丸く膨らんでいるので区別できる
これは花柄が長くキンゴジカのように見えますが
葉柄基部は心形でやはりアメリカキンゴジカのようです
葉の基部に線形の托葉がある
葉柄基部に線形の托葉、キンゴジカの托葉はこれより短くやや幅があるようです
葉柄基部に一対の突起がある
(2018年9月撮影)
道端空き地に生えているアメリカキンゴジカ、ここで開花確認したのが7月1日、でもその時はまだ半開きの状態だったので後日撮ろうと思ったらすっかり草刈りされてしまった。他で確認していた場所も草刈りでさっぱり見られず
その後も何度か草刈りされましたがやっと復活、20cm程の高さになり花を咲かせていました
昼前に咲く花ですがこれは10時半頃の撮影、まだ半開きで開いていない花の方が多かった
多数の雄しべ、雌しべは5本、小さな柱頭がある、花柱は雄しべの花糸とあまり違わないがやや太いようだ
開く直前の花、昼前には閉じるので開いている時間は短い。時間限定の花は訪問時期が難しい
キンゴジカに比べて花柄が短い、これも決して短い花柄ではないんですけどね、相対的な違いは直接比較しないと違いがわかりにくい
長楕円形の葉、基部がやや幅広く縁全体に鋸歯がある、キンゴジカは基部に鋸歯がない
赤く縁取られている葉もありました、この方が鋸歯が分かりやすい
近くに大群生していた場所がありました。去年まではここにはなかったから今年から、来年はどうなるか要注目
道路向かいにも生えていた、以前はここも探したことあるから今年からかな。元の場所があんまり草刈りされるから逃げてきたか(笑)、ほんと前の場所はしょっちゅう草刈りされるんですよ
ここもまだ半開きの状態。ゴジカという花があり漢字で書くと午時花、午時(12時)頃花が咲く、それに似て花が黄色だからキンゴジカ、更に熱帯アメリカ原産だからアメリカキンゴジカとややこしい、更にマルバキンゴジカなんてのもあるようです
果実(2019年8月撮影)
葉や花柄の長さでキンゴジカと区別しているアメリカキンゴジカ、花柄の長さは直接比較しないと分かりにくいが背後に見えている葉は基部まで鋸歯があって基部に鋸歯がないキンゴジカと区別できます
果実の上部が割れて種子が出てくる
5分果の果実、キンゴジカは10前後。撮影時点ではこれが種子かと思っていましたがこれは果実でした、中にまだ種子が入っている
果実の大きさは4,5mm程、表面に複雑な縦溝が入っている
棘に毛が生えている、まるでクワガタムシ
果実(2016年10月撮影)
すっかり花の終わったアメリカキンゴジカ
萼に包まれた果実、まだ緑色のもあります
一度閉じた萼がまた開き始めています
中に黒い種子が見えています、と思ったけど種子ではなくて果実だった
5分果の果実、素人的にはやはり種子に見えますね。キンゴジカは10分果だそうです
稜のある果実、断面は3角形かな、2本の棘があるがこれもくっつき虫になるんでしょうか
大きさは3mm程、棘にも毛が生えているようで刺さった時に抜けにくくなっているんでしょうか。中に2個の種子が入っているそうで来年見てみなくては

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