アクシバツツジ科スノキ属 果実・種子
(2020年7月撮影)
先端が開き始めた花
大分開いてきました、カールの具合は花弁によって差があるようだ、まだ葯の間からは雌しべが見えていません
十分開いて雄しべの先端から雌しべが見えていますがまだ短い
これで雌しべがほぼ伸び切った状態、こうやって自家受粉を防いでいるんでしょうか
これは雄しべごと花冠が落ちかけていますが花柱に引っかかってとどまっています
花冠が落ちた後は長い花柱が残る、萼筒の中に子房が見えています
逆光で撮影
ベストショット
(2018年6月撮影)
開いていた花はやっと3,4つだけ
この日のベストショット、ピントもばっちし。長い雄しべは殆ど葯だけ、前と後で色が変わっています。先端から僅かに柱頭が突き出ている
やはりアクシバと言えばこのカールした花弁、淡いピンク色も魅力的です
まるで細工物の和菓子のよう、萼片は白い
これは雄しべがバラけ始めています、花冠と雄しべが一緒に丸ごと落ちるそうです。今まではここだけでしたが別の場所でも見つけました、と言っても100m程離れている程度、花が咲くのもそちらの方が遅そうです
(2014年7月撮影)
初めてのアクシバ、まるで草のように見えますがこれでもれっきとした小低木。まだ蕾が多いですが写真の中では一つだけ周辺であわせて10近く咲いていました
長い花柄を伸ばして垂れ気味に花を咲かせる
クルッとカールした花が可愛い、これを見たかった
長く突き出ているのは雄しべの葯、前半分は黄色で後ろ半分は褐色
縁が濃くなった淡いピンク色の花弁も綺麗。萼片は先端が線形になって四裂
集合した葯の中央から雌しべが突き出ています
こちらは柱頭が赤くなっている、熟す時期を違えているんだろうか
花筒の奥に毛が生えているようです
葉は互生で細かな鋸歯がある
果実・種子(2015年11月撮影)
前からアクシバの実は見てみたかったけど行きづらい場所にある。この日は朝暖かく朝露もひどくなかったので行ってみました。果期も過ぎていたので心配だったけど何とか数個の実が残っていた
長い花柄の先にオレンジ色の実、右側のは水分が抜けて赤くなっている
先端側がやや大きくなった下膨れの実
大きな花の跡が残っている
割ってみました、水分が抜けている赤い実なのにそれでもまだジューシー、水分が溢れている
種は10個ほど、これで片側だけだからもっと多く入っているはず
種は柔らかな果肉に包まれている、大きさは1.5mm程、果肉を取らないと駄目ですね

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