アキノタムラソウシソ科アキギリ属 白花
果実
(2020年7月撮影)
秋と名がついているが初夏から冬まで見られるアキノタムラソウ、あるブログでは全ての月で咲いているのを見かけたそうで私も6月から3月まで見ています
花は輪生状に付け少ないのは数段から多いのは10段以上になることもある
最初は上唇に沿って1本の雌しべと2本の雄しべですが雄しべは右のように下側に曲がる
右側は雄しべが曲がり始め左は曲がった状態
曲がった雄しべが腕を組んでスクラムを組んでいるよう
上唇から突き出て2裂した柱頭、花冠外側の毛に腺毛が混じっている
萼筒は2唇形で腺毛が生えている、花筒部にも毛が密生、こちらは腺毛はなさそうだ
茎にも腺毛が密生、萼の腺毛もよく分かる
これは単葉ですが普通3出複葉
裏には腺点が密生、小さな粒々のように見えているのがそれでしょうか
(2018年7月撮影)
咲き始めたアキノタムラソウ、アキと名がついていますが夏の初めから初冬まで咲いています、花期は随分長い
輪生状に花を咲かせる、花冠に毛が多い。雄しべは2本で初めは右の花のように上唇に沿って突き出ますが時間が経つと左の花のように下側に曲がってきます
花冠や花序軸に毛が生える、腺毛が混じっているそうだがこの写真では確認できない
2本の雄しべの間から2裂した青い柱頭が見えている、下唇に白い斑紋
左の花は上唇に沿って2裂した柱頭、右の花は葯の上に柱頭が見えている
(2017年7月撮影)
シソ科らしい2裂した柱頭、上唇には腺毛も生えている
花軸や萼片には腺毛が密生。アブラムシがいるようですが動きにくいだろうな
根生葉ではないですが下部に葉が集中している様子は初めて見たような気がする
これは2回3出複葉でしょうか、上の方の葉は単葉、3出複葉や1,2回羽状複葉など変異が大きい
白花(2011年9月撮影)
普通のアキノタムラソウに混じって白花が咲いていた
白い花はそれ程好きではないがシロバナ○○となると目を輝かす困った性格(笑)。そればかり探しているわけでは無いんですけどね
完全に真っ白と言っていいでしょう
正面から、葯や花糸が面白い形をしています
果実(2018年12月撮影)
ヤマハッカの果実を撮ったのでアキノタムラソウもと思って撮ってみました、同じ場所にヤマハッカもあって間違えるとこだったけど萼筒の模様が違っていました
こちらもシソ科なので種子ではなく果実、でも殆ど空っぽだった、萼筒や花軸に生えているのは腺毛ですが先端の粘球部分がなくなっています
これはまるでジョーズ、奥の方に果実が見えている、4分果ですがそこまではわからない、腺毛が分かる程度に残っている
軽く振っただけでは果実が落ちてこないので指でこさいで出してみました、大きさ1.5mm程
こちらもラグビーボールのような形、特に模様はないが微細な凹凸があるようで表面には艶はない

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