アケボノソウリンドウ科センブリ属 果実・種子
ロゼット
3弁(2019年10月撮影)
ここは4弁のが比較的多かった
なんと3弁のがありました、さすがにこれは初めて
花弁だけでなく雄しべも萼片も3本、フックラ蜜が出ています
普通の5弁の下に3弁、けっきょくここで3つ見つけました
多弁(2019年10月撮影)
6弁花
7弁花
4弁花
(2018年9月撮影)
何時もの場所で咲いていたアケボノソウ、ここは今年懸念材料がありましたが無事咲いてくれました。秋吉台では4ヶ所で確認していますがここが一番来やすいかな
色合いは地味ですが花弁の模様が目を引きます
黒点を夜明けの星空に例えて曙草、黄色いのは蜜線、二つ並んで目玉のように見えます、左側のは口を歪めた顔に見える
花弁は基本5枚ですが右のは6枚、4枚のもありますがセンブリ属ではよくあることです
まだ柱頭が開いていない雄性期、左の葯が開いて花粉が見えている
柱頭が開いた雌性期
まるで唇のように開いている、細かな突起があるようだ
花弁の模様とともに撮りたいのが蜜線から出た蜜
ぷっくりと出ています、横から撮りたかったけどこちらは失敗
葉は対生で無柄もしくは短柄、全縁で広卵形〜卵状披針形
こちらは別の場所、川沿いでこちらの方が絵になるんですが今年は少なく開いている花も少なかった
果実・種子(2019年12月撮影)
すっかり果実になっているアケボノソウ、名前にセンブリとつきませんが果実を見るとゼンブリ属だなと思います
上部が2裂して種子をばらまく、これはまだ多くの種子が残っている
こちらは半分程度、風に吹かれて少しずつばら撒くようですが結局は自分の周りだけになりそうですけどね
果皮の片側だけとってみました、種子をこぼさずとるのは難しい、少しこぼれてしまった
葉の上にばらまいたけどこれで半分程度でしょうか
大きさ1mm程の種子、表面に瘤状の突起があります。写していてちっちゃいなと思ったらだいたい1mm以下、それ程感じなかったら1mm強(笑)
球形でも楕円形でもなく不定形といった方がよさそうなくらい様々な形があります
果実・種子(2016年11月撮影)
今年はこの辺りで多く咲いていたアケボノソウ、もうすっかり果実になっていますが花と違って超地味ですね
果実が二つに裂けて種子を散布します
中には小さな種子がビッシリ
枯葉の上にばら撒いてみました、明け方の雨で濡れていたけど種子を見るには乾燥してないと不向きですね
種子の大きさは1mm程度、微細な突起が密生しているそうですがギリギリ分かるかな
ロゼット(2012年10月撮影)
アケボノソウは2年草で1年目はロゼット状になって過ごす、全然知らなかった
右が1年目、左が2年目。ちょっと分かりにくいですが2年目のは茎が伸びていますが誰かに切り取られています。そのせいかどうかは分からないけど2年目にはなくなる根生葉がまだ残っています

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