アケビアケビ科アケビ属 果実・種子
(2018年4月撮影)
林道を歩いていると普通に見られるアケビ、秋吉台では他にミツバアケビ、ゴヨウアケビも見られますが中休みしている内にすっかり終わってしまった
上に伸ばした葉の下に花序を垂れ下げる、雌雄異花で見えているのは殆ど雄花序です
小葉は5枚で鋸歯がないのが特徴、ミツバアケビは3枚で波型の鋸歯があります
こちらは別の場所の雄花序
反り返った萼片、手毬というか鉄の爪というか面白い形の雄しべ
花茎の先端に雄花序、途中から雌花が出ますが数は1,2個、雌花が付いていないのも多い
雄花より一回り大きい雌花、棒状の雌しべが多数、小さな緑色のは成熟できなかった雌しべでしょうか
蠱惑的な雌しべの柱頭
(2017年4月撮影)
林道や林縁などで普通に見られるアケビ、なので果実も普通に見られる・・・青い頃はね。食べごろになると無くなっているか遥か頭上手が届かないような場所にしか残っていない
雌雄異花で下に見える大きいのが雌花でその上に見えるのが雄花、雌花の色が濃いのでゴヨウアケビかとも思ったけど雄花の花序を見るとアケビでよさそうです
雌しべの数は一定して無くて4−9本、柱頭の色が濃くて妙に艶めかしい。雌花ですが雄しべの痕跡も残っているようです
雄花序、ミツバアケビのはブドウの房のようにまとまりゴヨウアケビもそれに似ます
反り返った萼片、手鞠のような雄しべ
小葉は5枚、ゴヨウアケビも5枚ですが大抵3枚とか4枚のも混じっています
同じ場所(1枚目の写真左上辺り)にアケビ(右)とミツバアケビ(左)が絡み合っていました。花の違い、特に雄花序の違いが分かるかと思います。これが交雑するとゴヨウアケビになります
果実・種子(2013年10月撮影)
沢山生ったアケビの実、写真に写っているより更に倍くらい生ってました
パックリ実を開けて美味しそうだけど手が届かない
近くにもあったけど遙か頭上
その下の方にもあったけどここなら何とか枝を引っ張れば届くかな
結局5個ゲット、その場で早速一つ試食。凄く甘〜い野生の実がこんなに甘くていいのかと思うくらい甘い。でも種が多いから食べると言うより舐める感じですけどね
別の場所でも一つみっけ、これが一番大きくて10cmくらい
種についている白いものはのはエライオソームでしょうか。鳥や獣に食べられて散布、更に食べ残しを蟻に運んで貰うという二段階作戦のようです。でも種の大きさが4,5mmあるから大型の蟻でないと運ぶのは無理かな

inserted by FC2 system