アカバナアカバナ科アカバナ属 果実・種子
草紅葉
(2018年9月撮影)
水路の側壁の壁から生えているアカバナ、以前生えていたのと同じ水路ですが以前の場所は全く見られず少し離れたここに引っ越ししていました。ずっと見ているけど引っ越しは初めてだな
両手を上げて歓迎、してるかどうか分からないけど
太い花柄のように見えているのは子房、その下部に花柄がありますがここでは隠れている
アカバナと言ってもやや紫がかっている、花弁は4枚、先端が浅く裂ける。雄しべは4本、太く白いのが柱頭、これが赤かったらピエロの鼻
柱頭の下部に花柱が見えている
萼片や子房に腺毛が密生
花後子房が伸びて細長い果実になります、花とは随分イメージが違う、種子も随分イメージが違いますが
果実になっても腺毛が密生しています
葉は対生で卵形〜卵状楕円形、突起のような鋸歯がある。縁に毛が生えているようです
下の方の葉が赤くなっている
果実・種子(19年11月撮影)
結局今年はこれしか生えなかったアカバナ、近くの湿地でも生えなかったようです
先端が4裂して種子を飛ばす、しかしこんな場所じゃみな水路に落ちて流れてしまいそう
内部で種子が整然と並んでいます
ゆっくり開くと綿毛とともに開いていく、この様子を撮りたいけど両手を使って開かなければいけないのでカメラを操作できない
キク科の冠毛が萼片が変化したものに対してこちらは種髪、種皮が変化したものです
種子の長さは1.5mm程、縦溝が入っている
果実・種子(17年11月撮影)
果実が裂けて綿毛を飛ばし始めたアカバナ、キク科だと綿毛が普通ですがそれ以外で綿毛を飛ばしているのを見るとちょっと驚きます
細長い果実の上部が4裂して綿毛を持った種子が出てくる、果実が開くと同時に綿毛も開く巧い仕組み
種子が整然と並んでいる、キク科の冠毛は萼片が変化したものですがこちらは種皮が変化したもので種髪と呼ばれます、そう知って見ると冠毛は傘の骨のように太いことがありますがこちらは毛らしく見えます
なのでキク科の場合痩果という果実ですがこちらは正真正銘の種子、種子に比べて種髪が随分長い
種子の長さは1.5mm程、特の模様や毛などはなさそう
紅葉(23年10月撮影)
アカバナも全体が赤く紅葉しています、花よりこの時期の方が余程赤花
日に透かしてみたけどちょっと上手くいかず
これも果実も赤くなっている、綿毛を持つ風散布だから目立ってもしょうがないと思うけど序でに赤くなったか

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