アイノコセンダングサキク科センダングサ属 果実・種子
(2021年11月撮影)
コシロノセンダングサを見た後で見かけたこれ、舌状花が5枚あるのでこれもコシロノセンダングサだと思ったのですが
随分貧弱です
これは多少マシ、舌状花にはハッキリした雌しべが見えています
これは舌状花が幅広くコシロノセンダングサっぽいですが
大きさ12,3mm程度と半分くらい、アイノコセンダングサでもこのようにはっきりした舌状花を持つのもあるようで(白化した筒状花と書かれていることもあります)これもアイノコセンダングサのようです、今までアイノコといえば貧弱な舌状花と思っていましたがこんなのもあるんだと改めて認識しました。最近ではコセンダングサもアイノコセンダングサもコシロノセンダングサも区別しないという説が有力のようです
羽状複葉、この仲間はどれも同じ
(2016年8月撮影)
もうアイノコセンダングサが咲いていた
舌状花のないコセンダングサと舌状花が目立つコシロノセンダングサの雑種と推定されまさしく舌状花がその中間
総苞はカップ型、毛が生えている
葯筒から出た柱頭、2裂して毛が生えている
(2015年9月撮影)
秋吉台では初めてのアイノコセンダングサ、コセンダングサとコシロノセンダングサとの交雑種とされています。中央白っぽく見えているのがコシロノセンダングサで周りは全てアイノコセンダングサ、いかにも交雑を思わせるような場所です
大きな群落をなしていましたがさすがにこれは車で走りながらでは無理ですね
日当たりのいい場所で撮ってみました
不完全な舌状花が出ています。左の花を見ると筒状花が白くなっているようにも見えます
筒状花と舌状花、開いているかそうでないか程度の違いなんでしょうか
下の方の葉は羽状全裂
果実(2021年11月撮影)
比較の為アイノコセンダングサの痩果もアップ、花を撮ったのと同じ時です
棘状冠毛は3本、痩果表面には縦溝が走る
棘状冠毛には下向きの棘、痩果には上向きの毛が生える
肉に突き刺さったフォーク(笑)、くっついているのではなくまさしく刺さっています
こちらも同様、刺さっているという感覚は全くありません
果実(2016年8月撮影)
既に果実が出来ている、球状に広がっているから花はもっと前に咲いていたようだ
痩果先端の棘は冠毛が変化したもの、普通3本、更に逆向きの棘も生えていて強力なくっつき虫となります

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